腰痛は国民病に相当する
腰痛で悩んでいる人はとても多いです。
厚生労働省の調査で、腰痛は男性であれば1位、女性であれば2位というほどに、国民的にも悩んでいる人が多いということを示します。
腰痛で悩んでいる人はとても多いですが、その中で医療機関を受診している人はそれほど多くないです。
腰痛で気になるなら整形外科を受診しよう
腰痛とはいっても急性のぎっくり腰から、慢性的に起こるものまでさまざまです。
筋肉や骨の損傷などによって起こることもありますし、内臓的な疾患によっても起こることがあります。
こうしてみると腰痛の原因はさまざまだということが分かります。
腰痛で悩んでいてどの受診科にかかるかわからないのであれば、まずは整形外科に行くべきです。
整形外科によっていろいろと検査などをしながら治療を行います。
その結果他の診療科のほうがふさわしい場合は、紹介状を書いてくれますので、別の診療科に治療に行ってください。
整形外科に行くことによって何が原因となって腰痛が起こっているのかということを特定することができ、それを踏まえたうえで治療を行います。
自宅周辺で整形外科があるのかどうかわからないのであれば、「整形外科専門医 名簿」という形で検索するのもいいでしょう。
腰痛で手術をするケースはとても少ない
腰痛を患っている人で整形外科において手術をするケースはとても少なく、せいぜい1割ぐらいしかいません。
残りの9割の人たちは腰痛の原因を探って、薬を処方して経過を確認するという対処療法がほとんどです。
経過を見ながらどういう治療をしていけばいいのかということを医師と共に考えていくということです。
できる範囲で運動はしたほうがいい
腰痛を抱えているとなかなか運動ができにくいことがありますが、健康のために運動をしないというのは決していいことではありません。
腰に負担がかからない程度で全身運動を行うことをおすすめします。
ウォーキングやスイミングなど何でもいいですから、自分が続けられるものを選びましょう。
どんな痛みが出ているのか正確に伝える
腰痛で初めて整形外科に来たということであれば、医師に対して正確にどういう痛みが出ているのかということを伝えるようにしてください。
伝えるポイントとしてはいつから腰痛が始まったのかということと、痛みが出たきっかけ、痛みが発生している部位、痛みが強いのはどんな時かということ、一過性なのか慢性なのかということの5点です。
この5点を伝えることにより、患者さんの腰痛の状況について分かってきます。